お店開業日記⑥ カフェのために始めたこと1

前回↓

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将来のために

今からできることはなんだろう

 

当時22歳

夢と時間はあるけど

お金はない典型的な年齢です

 

具体的に

将来に作りたいカフェ像を考えていきます

 

 

 

ゆっくりくつろげる空間を作りたい

 

自然光が入る敷居の低いコーヒー屋さん

 

テイクアウトしても楽しいカップを提供したい

 

ラテアートを推していきたい

 

コーヒーははエスプレッソ系ドリンクをメインに

 

時間のある時はドリップも丁寧に抽出したい

 

コーヒーを楽しんでもらいたいので

食事は焼き菓子などの簡単なものにしよう

 

などなど

 

色々な妄想、想像が広がっていきます

 

足りないことだらけの自分

何から始めれば良いのかも全然わかりませんでした

 

 

 

とにかくコーヒーを飲むことから始めました

ブラジル、ケニア、マンデリン、グアテマラ

色々な国のコーヒーを飲みました

正しい抽出方法のセミナーに行ったり

生豆のまま購入し、自宅で焼いてみたりと

コーヒーに初めて真剣に向き合ったと思います

 

実を言うともともと

あまり好きだったとは言えませんでした

コーヒーが好きと言うよりも

カフェというコミュニティ、空間が大好きで

そこに流れている空気や温度がとても心地よく

どんどん心が惹かれていったのがきっかけです

 

 

飲めばコーヒーの奥深さにハマり

今では常にコーヒーと過ごしています 笑

 

少し今の話を挟むなら

よくサーフィンをしているのですが

海に入って自然を感じ

上がったときに甘いものとコーヒーをよく飲むのですが

本当に幸せで最高の時間なんです

 

自分がニュートラルに戻れる場所って大事ですよね

歳をとるにつれて

考えることも

悩みも変わっていくと思います

そんなときに自分の感覚をフラットに戻せる

場所、時間は大切なんだと思っています

 

 

話は、ずれましたが

コーヒーの勉強は続きます

 

 

エスプレッソメインで考えてたのは幾つか理由がありますが

何よりも強く思ったのは

 

かっこいいこと 笑

 

 

ぱっと見怖そうで

タトゥまみれの外国人の方々が

繊細なラテアートを描いた

とても美味しそうなラテを作っています

そのギャップにグッときました

 

 

また所作もとってもかっこよく映りました

カチャカチャと音を鳴らしながらグラインダーを動かす姿

無駄のない抽出

ミルクを注ぐときの緊張感

ライブ感のある演出に

自分もこのような仕事をしたい!

と、とても強く思いました

 

 

すぐにエスプレッソマシンとグラインダーを購入しました

家庭用のマシンでは

なかなか抽出圧が安定もせず

スチームのパワーも少なくなかなか満足のあるものはできません

 

それでも毎日毎日

ラテを飲みながら

一杯に集中して少しずつ仕組みがわかっていきました

ミルクのちょうどいい泡立ち具合

エスプレッソの抽出

クレマの量など

奥が深いエスプレッソを

少しずつですが自分のものにしていけた気がします

 

技術がついたこともさながらですが

何よりも

自分がラテを大好きになったことが

1番の収穫でした

持論ではありますが

技術は伸ばせることができます

情熱は自分が興味が持てなければ

それ以上伸びることはありません

 

情熱さえあれば

今、技術が足りなくても

絶対に上手になっていきます

何かを始めるとき

とにかく情熱に火をつけられるものをするべきだと思います

そして、自分の中で技術の伸び率をなんとなく考えることができれば

始めるときの怖さが少しは減るんじゃないかな?

 

 

ちょっと長くなったので

今回はこの辺で

コーヒーを本格的に始めたことで

コーヒーのある生活が大好きになりました

先ほども言いましたが

1番の収穫は好きになれたことです

間違いないです ではまた