コーヒーの勉強はずっと続けています
抽出方法や産地の違い
温度、ミルク
さまざまな知識が必要
ゴールのないような、
探していく作業は地道で楽しく思えます
コーヒーの勉強はもちろんのこと
フードについても考えました
何を出したいだろう??
ガッツリとしたご飯を食べてもらいたいわけじゃない
自分のお店のメインはコーヒー
その頃から店舗兼住宅を夢見ていたので
大きなお店を持ちたいわけではない
そのため
テイクアウト需要も考えながら
作りたいものを考えます
自分の入れたコーヒーを持って
芝生でピクニック
海でチルアウト
そんな時間を過ごしてもらいたい
テイクアウトもでき
さっと食べられるサンドイッチもいいな
海あがりやスポーツ終わりなどに
糖分をとって一服してもらいたいな
見るだけで楽しい
選ぶことも楽しい
子供心がくすぐられる焼き菓子屋さんがあるといいな
地元石川県には
パティスリーやパン屋さんはたくさんあるけど
簡単にヒョイっと寄れて
選ぶのが楽しい焼き菓子屋さんは少ないな
そんな想いがあり
それに伴って焼き菓子を制作していきました
パウンドケーキ
基本に忠実なパウンドケーキ
シンプルな配合で作りやすく安心できる味
バターを感じ、ずっしり重ため
ひとつ食べただけでも満足感の高いケーキを作りたい
タルト
ザクザクっとしたタルト生地が美味しく
ちょっとだけ贅沢な焼き菓子のイメージ
自分の作るタルトは
手でつまんでパクッと食べられるような
カジュアルなタルトを目指そう
マフィン
しっとりふわふわ
カップから溢れているような
パワーを感じるボリューム
何が入っているのかな?とワクワクするような
多種類のものが作れる
アレンジが楽しいものを作りたい
このように一つ一つ作る前に
食べるイメージ、出来上がりのイメージを持って
さまざまな種類の焼き菓子を
練習していました
すぐにはもちろんできません
それでも何度も何度も試作していきました
『分量が悪いのかな』
『焼き時間を調整してみよう』
『コレを減らしてコレを足してみよう』
などなど試行錯誤の毎日
納得いくものができるまでなかなか時間はかかりますが
自分に
『時間ならあるんだ!!』
と
言い聞かせ
めげずに作り続けました
今後の回でもお話ししますが
海外旅でもたくさんのカフェに触れてきました
そこで食べたケーキやパイを
作ったりもしました
記憶をたどりながら
こんな感じだった!と作ることはとても楽しく
かつ自分の記憶を摘み取っていくような作業でした
また、現地に行ったような気持ちになる
そんなお菓子を提供できるんじゃないかな?
と、いろんな国に行ってもその国のスイーツを食べてきました
国ごとの伝統菓子を食べたり
ホームステイをしていた方に
メニューを見せてもらったりもしました
(出会えた人々に感謝です)
全てのお菓子が気に入ったわけではありませんが
それでも
色々な国の家庭菓子に触れられたのは
カフェをする上でとてもいい経験になりました
『甘いものとコーヒー』
とてもシンプルですが
こういうシンプルな幸せこそ
現代の忙しい毎日にこそ必要だと思っています
『人生に彩をつけていきたい』
そんな想いで店名にも
paletteと名付けています
コーヒーとお菓子
そんな最強の二つから始まる朝は
最高の1日になると信じています