珍しくカイフランクの記事
所有しているものは少ないが
時代に左右されないシンプルさ
繊細な極薄の質感
引き込まれるような色彩の豊富さ
そんなカイフランクデザイン
ティーマやカルティオ
普遍的で日常から使わせていただいていて大好き
ピッチャーやベースも魅力的なものがとても多いので
少しずつ紹介していきたい
まずは一番自分がいいなと思ったベースから
Prisma KF215
見ての通りカイフランクのベース(花瓶)は色彩がとても美しい
菱形の逆四角錐に
透明感の高いイエローカラーが施されている
表面にはアクアのようなガラスが使われており
四角錐という形も相まって
光の当たり方によって色味、内部の見え方が変わってくる
ガラスという素材を十分に楽しませてくれる
カイフランクのベースは
高さがあるものが少ない
そんなことから
当時のフィンランドの方々はたくさん生けるよりも
一輪挿しのように使っていたのかな?と想像する
高さは18cmほどなのだが
かなりの量のガラスを使っているので
重量感がすごい、高級感がたまらない
先ほど一輪挿しのようにと伝えたのだが
何を挿せばいいのかいまいちわからない 笑
これだけ単体で目を引くかっこよさなので
自身は何も刺さずにアートピースで使うことが多いだろう
底面にはカットサインがある
だいたいのアートピースなどは
サインが入っているものが一級品、無しがB品など
そんな認知になっているのだが
カイフランクさん自身、
作品にアーティスト名を入れることを拒否していたこともあり
一概にそうとは言えないのだと本で知った
最近のフロストペンギンちゃんB同様
このPrismaも破損ありということで
かなりの格安で譲っていただいた
なぜか内部に亀裂が入っており、
角度を決めてあげたい手間のかかるベースとなっている
カイフランクの作品は
言葉に表す特徴が少なく文章を書くのが難しい 笑
とにかく見て触れて好きになるそんなものが多い
今後も紹介するときは写真が多めになるだろう
Kaj franck
Prisma KF215