ARABIA
ASTA
小ぶりなホワイトボディのカップに
藍色で渦巻いた蔦、葉が描かれている
1969年から1970年の一年だけの製造のため
なかなか見つけづらいカップになっている
花を装飾されたシリーズはたくさん見ることができるのだが
葉や蔦を装飾に取り入れたものはそう多くないので
そうゆう意味でも珍しいデザインと言っていいんじゃないかな
ARABIAといえば重厚でずっしりしたカップのイメージの方が多いと思うのだが
ASTAはカップが薄い作りをしておりとても上品な印象を持つカップ
取手もIrinaのような装飾のあるデザインをされているので
それもまた美しく見える
自身としても手書きの暖かみのあるものや
可愛いものに惹かれやすいのだが、
Astaに関しては凛とした上品な雰囲気に心を奪われたと思う
藍色の装飾は結構使われているのだが
ハンドペイントのものとスクリーン印刷のものとでは
結構な印象の違いがある
Astaを見てやっぱりスクリーン印刷のものは
上品な印象を持たせたいものにあっているなと感じる
その上品さの中にもこの時代特有の
アウトラインの滲みがまたいい味を出しており、
ちょっとした優しい印象を与えてくれている
釉薬の艶もまだまだ劣化しておらず、
カップには高級感を感じることができ
その上品さの中で滲みのある葉がとてもいい雰囲気だ
コーヒーカップのサイズなので小ぶりだが
上品で凛としたAstaならとてもいい時間を過ごせそうな気がする
ARABIA
ASTA
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